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新規レーザー溶着工法用PBT樹脂の開発

2011年8月1日

 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、社長:喜嶋 安彦)と、オリヱント化学工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:髙橋 昭博)は、次世代のレーザー溶着工法であるACW®工法に対応した新規なPBT樹脂;NOVADURAN® ACW®シリーズ(仮称)の共同開発に着手しました。まず始めに自動車部品用途を対象にしたグレードを゙開発し、2012年初の上市を目指してゆきます。

 従来のレーザー溶着工法であるレーザー透過/吸収法による樹脂部品の溶着では、レーザー光を透過させる材料と吸収する材料の2種類で溶着部品を構成する必要があったため、透過側と吸収側の材料の色目や諸特性が異なってしまう為、自動車部品や電気電子部品への用途展開において制限がありました。
 一方、ACW®工法ではレーザー透過とレーザー吸収性能を併せ持った単一な光学特性を有する材料からなる部品をレーザー溶着する事に大きな特徴があります。このためACW®工法による溶着部品では全く同一の光学特性、色目、諸特性の材料による溶着が可能となり、従来レーザー溶着法の適用が困難であった部品への展開が期待されます。
 更にACW®工法はレーザー溶着時においてレーザー照射方向に制限がなく、あらゆる方向からの照射による溶着が可能となります。その為、従来のレーザー透過溶着法では困難であった「突合せ溶着」、「大型部品での複雑3次元溶着」が可能となる他、「隙間溶着」も可能な画期的な溶着工法です。これらの特徴から部品設計における自由度が大きく広がり、適用部品トータルでのコストダウンも期待されます。

以下、ACW®工法を適用したPBT樹脂;NOVADURAN® ACW®シリーズ(仮称)の具体的特徴を示します。

  • ・従来のレーザー溶着法より高い溶着強度が得られます
  • ・円筒状製品や押出成形で作られるパイプ状製品も突合せ溶着で製造が可能になります
  • ・従来のレーザー溶着法で問題となっていた僅かなひけ、バリ、反り、歪みを大幅に改良出来ます
  • ・薄肉部品への溶着が可能です
*ACW®はオリヱント化学工業株式会社の登録商標。

〔本件に関するお問い合わせ先〕
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
第二事業本部企画業務部:角田
(電話 03-6274-9186)
管理部    :植田(電話 03-6274-9110)
住所:東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル25F

製品情報

  • ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)ユーピロンノバレックスザンター
  • ポリブチレン テレフタレート樹脂 (PBT樹脂) ノバデュラン
  • ポリアセタール樹脂(POM樹脂)ユピタール
  • 変性ポリフェニレン エーテル樹脂(m-PPE樹脂)ユピエースレマロイ
  • 高性能ポリアミド樹脂(PA樹脂)レニー
基礎物性表
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