三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社は、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つである ISCC PLUS 認証注1を取得しました。本認証取得により、ポリカーボネートについて、持続可能な原料をマスバランス方式注2によって割り当てたISCC PLUS 認証ポリカーボネートの取り扱いを国内外で開始いたします。

また、三菱ガス化学株式会社鹿島工場(ポリカーボネートの製造)、グループ会社である鹿島ポリマー株式会社(ペレット賦形品、機能性コンパウンド製品)、MGCフィルシート株式会社(高硬度高透明のシート製品、成形用フィルム製品)においても認証取得を済ませ、サプライチェーンを通じてマスバランス方式により、自動車、電気電子、光学、OA、半導体といった様々な分野にこれまで困難だったバイオマス PC 製品群を広く展開、提供することが可能になりました。

CO2排出量の削減においては、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式による製品のバイオ化の取り組みを始めとして、関係各社との連携によるリサイクル技術の導入や持続可能な原料の確保に向けた取り組み等を推進しています。

当社は、三菱ガス化学グループミッション「社会と分かち合える価値の創造」に基づき、ポリカーボネート事業の環境対応取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。

  • ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)が展開するISCC PLUS認証は、原材料が持続可能であることを、グローバルなサプライチェーン上で管理・担保する国際認証です。
  • 製造工程において、持続可能な特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)と持続可能でない原料(例:石油由来原料)を混合して製品を製造する場合に、持続可能な原料の投入量に応じて、製品の一部に持続可能性を割り当てる手法です。

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社はISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠することを約束し、宣言します。